22.2.2の日

朝バナナ、飽きました（体調・外見に変化なし）。編集部えいぞうです。今月22日の22時22分はなんだかドキドキします。

以前このブログでもご紹介したことのある映画「ディア・ドクター」。皆さんはもうご覧になりましたか？某老舗映画雑誌でも2009年ベストワン邦画として先日発表されていました。
笑福亭鶴瓶さん主演の「嘘」をテーマとした作品ですが、大きな泣かせポイントもなければショッキングな描写があるわけでもないですが、厳しさと押し付けない優しい目線が心地よい不思議な作品です。
「神様、と崇められるほど村民から慕われる村医が実はニセモノだった」ことから始まる物語ですが、真に人々から信頼されたこの人物を「ニセモノ」の一言で片付けて良いのか、という疑問を持ちます。この事実が判明したとたん村人たちの彼への反応が急に変わるところなんかリアルで面白いです。
そもそもこの嘘は罪なのか、そんな素朴な疑問を持ちつつ、映画は微笑ましいラストシーンで幕を閉じます。
世の中にはたくさんの「虚と実」が混在していますが、表面だけでなくその裏側を見通せる目を持ちたいものです。

なんだか意味真なブログとなりました（特に他意はございませんのであしからず）。

「愛のむきだし」（08年日本）
～実に237分の上映時間！「新感覚純愛映画」と銘打たれたこの作品。家庭に恵まれない高校生2人の運命的な出会い・一筋縄ではいかないそれぞれの「純愛」の顛末を熱く描いた昨年の話題作です。といっても地方ではお目にかかりにくい規模での上映でしたが、実際上記の「ディア・～」とはまた違う観点で2009年ベスト映画のひとつと賞されています。
一見ばかばかしいようで清々しくなる（？）前半と、怒涛の展開を見せる後半のエネルギッシュさがあいまってのラストシーンは感動的です。そして実話ベース、というのも驚きですね。ＤＶＤもレンタル中（上下巻）ですから百聞は一見にしかず、ですよ。